フケの防止
フケの防止には原因となる菌の増殖を防がなくてはなりません。 それにはフケ防止用シャンプーを使って頭皮を清潔に保つことが 大切です。 フケの防止には適度な洗浄力で刺激の少ないシャンプー剤を選び、 洗髪時には爪をたてたりブラシで頭皮を強くこすったりすることなく 指の腹で優しくマッサージするような感覚で洗うのがポイントです。 しかも、洗髪した後も、６～24時間で頭皮の皮脂は洗髪前に戻るといわ れているので、洗髪は少なくとも１日おきに行い、できれば低刺激性の シャンプーで毎日洗髪することをお薦めします。 癜風菌の増殖を抑える効果のある硝酸ミコナゾールが配合された シャンプーも発売されています。 硝酸ミコナゾールは水虫の薬として、既に効果が実証されており、真菌 類を抑える効果は絶大です。 また、欧米では既に、硝酸ミコナゾールと同系のケトコナゾールを配合 したシャンプーがフケ用シャンプーとして販売され
頭皮のフケとは
頭皮のフケは、身体から出る垢と同じように、頭皮表面の角質が 新陳代謝によって古くなったものが剥がれて落ちたものです。 これは誰にでも発生するもので、人によって発生する量の違いがある だけで、量が多く目立つ状態の場合をフケ症といい、フケ症は、痒み を伴い幾度と無く起こりやすく爪で掻いたりして頭皮を傷つけてしまい 炎症を起こし、抜け毛や脱毛の原因にもなります。 頭皮のフケには、パラパラ落ちる乾性のフケと頭皮についた侭の湿性の フケがあります。 乾性のフケは、髪の毛の洗い過ぎや洗浄力の強いシャンプーによる頭皮 の乾燥が原因とおもわれます。 その一方、湿性のフケは、頭皮の皮脂の分泌が旺盛な人に多く、その ほとんどは脂漏性皮膚炎の先行型あるいは軽症型といわれています。 頭皮のフケで皮膚科を訪れる人の60％は脂漏性皮膚炎と診断されている ようです。 ―――
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