成型肉が作られる工程
厚さ１ミリ程度の様々な肉片の山に、白い粘着剤を注いで５分程度 攪拌する。 ミンチ状になった肉を空気で圧縮すると長さが１メートルほどの 棒状の肉の塊が押し出されてくる。 四角に切ると、いわゆる、これがスーパーなどでよく見かける サイコロステーキである。 成型肉、サイコロステーキは今までに一度や二度食べたことがある のではないですか？ 成型肉は確かに肉質は噛むと、普通の肉と比べてやや柔らかい感じ がして食感としては、現代の食べ物を良く噛まない若者向きで、 これを半生で噛まないで食べられるから、受けるかも知れない。 価格も半額以下で安いのが特徴で・・・私も食べたことがあるが 何とも奇妙な食感として捉えてしまったために、二度と口にする ことはなくなった。 成型肉を通常のステーキとして販売していたステーキチェーン 「フォルクス」も問題があったようだ。
成型肉と食中毒（O157)
成型肉を食べて運悪く食中毒になってしまうのは何故だろう。 普通の肉の内部にはO157は存在しない。 したがって、ステーキなら表面さえしっかり焼けば殺菌できてレア （半生）状態でも食べられるのはその為である。 しかし、成型肉は混合されて出来るものであるから、成型する過程 で菌が入ってしまう可能性があるので加工肉の中心部まで充分に 火を通す必要がある。 前にペッパーランチで起きた食中毒事故は岐阜県の大垣食肉供給 センターの工場での加工過程で汚染は広がった。 メニューには表示が小さく「やわらか加工」と記されただけで、 成型肉の説明は全くなかった。 成型肉は、客が自分で好きなように焼く方式をとっていたために 成型肉の認識が無かったことから充分に加熱しないで食べたことが 食中毒になった。 当時、客は２７人にのぼった。
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