実は不自然な従来のマウスかつてのペンに代わって、今や一日の大半をその手に握って過ごす必需品と化したマウス。初期のボール式に始まり、光学式、高解像度レーザー式、エルゴノミクスデザインなどの発展的改良を重ねてきましたが、一方で、その最も根本的な形状についてはほとんど変わることなく現在に至るまで受け継がれてきました。 しかし、キーボード中心の時代に補助ツールとして開発されたマウスは、現在のような長時間の過酷な使用が想定されておらず、そのデザインにおいても医学、人間工学的対策は施されていませんでした。その結果、誰もが見慣れたマウス操作時の姿勢、骨格状態には実は大きな無理が潜んでいます。Back to pencil!従来のマウスは手のひらを水平にするため、2本の前腕骨がねじれた状態になります(左図)。その状態でさらに手首を左右に動かしたりするため、前腕を覆う筋肉にストレスを与えることになります。その