札幌市円山動物園は1日、愛媛県立とべ動物園からオスとして来園したライオン「クレイ」(1歳)の性別がメスだったと発表した。今後、クレイはとべ動物園に戻るという。 円山動物園によると、クレイは2022年5月に誕生。生後20日でオスと判定された。良好な動物福祉を確保する観点から、23年10~11月に旭山動物園にいたメスの「イト」とともに来園した。しかし、来園後1カ月ほどで、たてがみの成長が見られないことや排尿の様子からメスではないかという疑いが生じていた。 11月下旬、身体的負担の少ないふんや毛による遺伝子検査を北海道大学に依頼したが判定できず、12月13日に麻酔下で血液を採取。今年1月にメスと判定された。 クレイには、成長すると思われるたてがみのような毛などがあり、来園時は性別への疑いは生じなかったという。園の担当者は「オスと判定されているので、当初は疑わなかった。あえて麻酔をかけて遺伝子検査