2023年、阪神タイガースに38年ぶりの日本一をもたらした岡田彰布監督。阪神、オリックス時代に育まれた野球観と豊富な人生経験は、どう指導者として生かされているのか。書籍『普通にやるだけやんか』(Gakken)より、中日時代の落合博満監督や巨人の原辰徳前監督相手の“観察眼”などの項について、転載でご紹介します。(全3回の第2回/第1回、第3回へ) 「そらそうよ」とは言わん 前回監督したときは「そらそうよ」が口癖と言われた。同世代のトラ番記者から「〇〇ですね?」と質問されると「そらそうよ」と答えるしかないやん。今回はもうトラ番が息子より若いくらいやから。「そらそうよ」を言わなくなったんは、トラ番のレベルが落ちたからや。 前回の担当記者は、もっと野球を勉強し、周辺取材もしたうえで、おれに質問してきた。答えを持って聞くから「そらそうよ」と受けるしかないやん。そうして記者との緊張感と信頼感も、年々熟
![「落合監督がニヤリと笑うの、サインを出したときや」岡田監督“おーん”に隠された神采配ウラ側「原監督のグーより強いの、そらパーよ」(岡田彰布)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e26698a3f69d9de65b1bde4853d03c1a125fc6f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F4%2F-%2Fimg_9426d86686a26a57c1b96821a066307e189912.jpg)