こちらの本には、まだまだ気になる言葉がある。 「(退屈しないようにするには)人生を楽しむことだ。」 というものが結論のひとつとして紹介されている。 これだけ書くと当たり前のことのようなのだが、本書には、この”楽しむ”とは何のことなのか?について様々な考察が書かれている。 現代社会は何をしても”楽しむ”ことができる。 だからこそ、本当に楽しいことなのか?楽しいと思ってやっていることは単なる気晴らしではないか? 楽しいと思えることも一回疑ってみるべきだ、この本は示唆してくれた。 更に一つ気になるフレーズがあった。 「楽しむためにも訓練が必要だ」~イギリスの哲学者ラッセル この「楽しむ」と「訓練」という一見すると逆のものの組み合わせ。 「楽しむ」ために「訓練」をするとは本末転倒ではないか・・・。 怪訝に思いながらも、怪訝に思うということは、またそこに自分の固定観念があるのではないか? と感じて、