「推し活」が、2021年の「新語・流行語大賞」にノミネートされたというニュースを目にした。 「新語・流行語大賞」候補に “副反応” “ピクトグラム”など そこで「推し活」の流行について、自分が納得するまで考えたことを話してみたい。 この記事の内容を先にまとめてしまうと、 ● 私にとっての初めての「推し活」は「ももいろクローバーZ(百田夏菜子)」だった ●「推し活」の流行には、二つの社会変化が大きく影響している 1.インターネットとSNSの発達によって「ネガティブな感情に触れる機会」が増加した 2.より「自由に生きること」ができるようになった ●「推し活」の流行は、現代人が、社会に生きづらさを感じ、その中で自分たちがより生きやすいように「適応」した証 ●「推し活」は、気が遠くなるほどに長い「人生100年」という時代を、よりよく生きるための「社会適応の技法」として定着する可能性が高い といった