遠藤、会心の感触「蹴った瞬間、入ると思った」 <デンマーク・日本>前半30分、2点目のFKを放つ遠藤保仁 Photo By 共同 【W杯1次リーグE組 日本3―1デンマーク】前半30分、ゴール正面25メートルからのFK。既に1点を決めていた本田も蹴りたがったが「オレが蹴る」と制した。「GKが動かないのは分かっていた。壁も甘かった」。遠藤の右足から放たれたボールは壁を巻き、ゴール右隅に吸い込まれた。「蹴った瞬間、入ると思った」。会心の感触が右足に残った。 4年前の前回大会はメンバーに選ばれたが出場機会がなかった。「個人的な感情は出さないようにしている」としながらも、その悔しさを晴らすかのように、初戦のカメルーン戦、第2戦のオランダ戦はチームトップの約11キロを走った。もちろんこの日も献身的にピッチを駆け回った。そのことを聞かれると、いつも淡々と答える遠藤がめずらしく語気を強めた。「こんな大