バイオ燃料製造の副産物による環境汚染:報道が相次ぐ 2008年3月17日 環境 コメント: トラックバック (0) Marty Jerome Photo: Creative Commons トウモロコシや大豆から作られた製品なら、環境に対するリスク要因になる恐れなどないはずだ。何と言っても、トウモロコシや大豆は食べられるのだから――業界団体の『全米バイオディーゼル委員会』(NBB)も、バイオディーゼルは微生物によって分解可能で毒性はなく、汚染に弱い環境に適していると、そのメリットを強調している。 だが、3月11日(米国時間)付の『New York Times』紙の報道によると、バイオディーゼル工場に近接するアラバマ州郊外の分譲地、リバー・ベンド・ファームの住人が、付近を流れるブラック・ウォリアー川の水が悪臭を放つ黒い汚泥に汚染されていることに気付いたという。 汚染は許容レベルの450倍に達
「トウモロコシは最悪」26種のバイオ燃料のエコ効果を分析 2008年1月22日 環境 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim バイオ燃料はどれも同じというわけではない。そして、主要なバイオ燃料生産国は、最悪のものを作り続けている。 スミソニアン熱帯研究所(STRI)の科学者Jorn Scharlemann氏とWilliam F. Laurance氏は、1月4日付けの科学雑誌『Science』誌に、スイス政府によって委託された研究の結果を掲載している。これは、26種のバイオ燃料用農産物を対象とした分析だ。 定義からすると、バイオ燃料は化石燃料の使用を削減することになっている。しかし、原料となる作物を栽培し燃料に加工する過程を考えると、バイオ燃料の種類によっては温室ガス削減効果が低いことが分かっている(日本語版記事)。 つまり、原料となる作物を育てる農地を確保するために森
石油連盟は1月10日、温室効果ガスの排出削減に向けた有効な手段として期待されるバイオ燃料について、各国の取り組み、課題などを調査し、結果を発表した。 調査は野村総合研究所に委託して行ったもので、「バイオ燃料の導入は温室効果ガスの排出削減という目的に効果的ではない」と報告している。 報告書によると、OECDが2007年9月に「温室効果ガス削減の効果が低いこと、また、費用対効果の低さ」理由に、加盟各国へのバイオ燃料導入目標の新たな策定の中止と、現行施策のフェーズアウトを呼びかけていること、農業支援・振興の方策としては「28%の使用比率が『食糧か、燃料か』を誘引、全てをバイオ燃料に投じても目標の118%に留まる、これが第一世代の限界」と指摘。 現状で、第一世代で飛躍的にバイオ燃料の生産拡大を達成する手法は乏しく、今後とも2020年頃の実用化を目指した第二世代を中心とした研究開発が進む――と結論付
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