デザインのいちばん面白いところは「正解がないところ」ではないでしょうか。 Web制作にしたって、理想とすべき作り方はあるかもしれないけれど、技術仕様に問題があったり、ブラウザのサポートが悪かったり、ツールが十分用意されていなかったり、制作側の知識やスキルや人手が足りなかったり、予算や時間が足りなかったり、クライアントの理解や協力がなかったり、サービスやプロダクト自体に問題が山積していたり、なんで?っていうほど不運が重なったりすることって、よくあります。 そんななかでも、決してヤケになって投げ出したりせず、あるいは理想に固執して手を止めたりもせず、辛抱強く取り組んでいくこと。何かを選び、何かを捨てる、その判断を主体的に積み重ねてバランスを取ること。それがデザインだし、デザイナーのすべき仕事だと思うのです。決して、誰かエライ人の言葉をそのまま実行するロボットになってはいけない。最終的に何をする