オフィスでWindows Server 2012 Essentialsを導入して、バックアップやデータ共有の体制を整えても、オフィスの外にノートPCやタブレットを持ち出せば、それは「離れ小島」である。 出かける前に、仕事で使用するデータを手元のノートPCにコピーしておく手も考えられるが、データが複数に分岐してしまって、管理が難しくなる。それに、コピー作業を忘れたらどうにもならない。筆者にも経験がある。 そんな場面で威力を発揮するのが、出先からインターネット経由でオフィスのLANにアクセスする、いわゆる「リモートアクセス」だ。Windows Server 2012 Essentialsには、このリモートアクセスの機能が標準で備わっている。VPNとリモートWebアクセスの二本立てだが、今回は後者を取り上げる。 なお、Windows Server 2012 Essentialsの全般的な機能概要