米アップルに続け――。日本市場でもスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の品ぞろえが充実してきた。家電エコポイント制度の終了などで薄型テレビの需要が一息つくなか、次なる大型ヒット商品として台頭が著しい。各機種の特徴を分析した日経産業地域研究所のコラム「新製品ウオッチャー」と、トレンドの深層を追った解説記事でブームを総括する。 ■iPhoneにするか、アンドロイドにするか スマートフォンでは、アップル製の「iPhone(アイフォーン)」に対抗する製品を携帯電話各社が相次いで投入し、選択肢が一気に広がった。いずれも基本ソフト(OS)に米グーグルの「アンドロイド」を使っているが、独自性もアピールしている。各製品の強みと弱みを評価した。