→紀伊國屋書店で購入 「アニメーションを織りなす文化的記憶」 ピクサーのCG技術は驚異的である。『トイ・ストーリー』から『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』などのヒット作を経て、2008年公開の『WALL・E』に到るまで、ピクサーは世界に先駆けて、コンピュータ・アニメーションの可能性を提示し拡張してきた。「pictureをつくる」という含意が込められたその社名に相応しく、ここ10年ほどのあいだに、ピクサーはアニメーションの「絵」に対するひとびとの感覚を大きく更新してきたと言えるだろう。 本書は、そのピクサーがいかなる時代的背景のなかで創設され、発展してきたかをつぶさに検証したノンフィクションである。一般的に言えば、ピクサーは『トイ・ストーリー』以降、つまり1990年代半ば以降にメジャーになった比較的新しい会社ということになるだろう。しかし、本書を読めば、むしろそこに到るまでの
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