CPUの進歩に伴い、一度に扱えるデータの桁数(ビット数)が増えてきました。 しかし、一度に扱えるデータのビット数が、16ビット、32ビット、64ビットと増えても、メモリ自体は、8ビットのメモリ素子を使用しています。 16ビットでは、2組、32ビットでは、4組などを一度に使います。(後述) なぜ、そのようにしているのかというと、「互換性」の問題があるからです。 「互換性」には、2つの面があります。 ・ハード的側面 今までの8ビットメモリをそのまま流用出来れば、CPUに応じた各種のメモリを開発する必要がなく、機械の設計も、制作コストも、押さえることができます。 ・ソフト的側面 CPUのビット数が変わっても、新たにソフトを開発する必要が無く、今まで使用していたソフトウエアをそのまま使うことが出来るので、開発側も使用する側も、CPUのビット数の変化を、あまり気にしなくて済む、という利点