ちゃぶ台を囲んで故人の思い出話にひたる“お墓”や、雨の日を楽しくする傘、産学連携の電気自動車まで、慶応SFC研究所の研究成果が都内で展示されている。 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のSFC研究所の研究発表イベント「SFC Open Research Forum 2006」(ORF2006)が、東京・丸の内で11月23日まで開かれている。今年のテーマは「現代リアル学」。8輪で最高時速370キロの電気自動車「Ellica」の実機が見られるほか、ちゃぶ台とRFIDを使った“お墓”や、傘に写真を映し出す“傘シアター”、生き物のようにうごめくライトなど、大学らしい自由な発想が生きた展示が見られる。 「未来のお墓、考えてみました」――「MASTABA」は、ちゃぶ台の上に貼り付けたスクリーンにデジタル写真を映し出すことで故人を追悼するという“お墓”だ。湯飲みに家族それぞれのデータに対応するRF