万能細胞とも呼ばれているES細胞を使用し、マウスを使った 網膜組織を生成する実験に世界で初めて成功したとのニュースが、 2011年4月7日(木)のニュースでございました。今回の実験で、 生体に近い組織を作り出せたことで、失明した患者に移植する 再生医療に繋がる可能性があり、網膜再生治療に向けて飛躍的な 進展が期待できます。今回の実験の内容ですが、マウスのES細胞を 培養液の中で眼杯(目の元になる組織)を作成するために必要な たんぱく質を加え、マウスの胎児の眼杯に似た網膜組織を作りました。 実験9日目に眼杯の組織ができ、その二週間後に、 網膜にそっくりな組織にまで成長したとのこと。 この網膜組織は、網膜としての機能を全て備えていると みられています。今回の実験内容は、4月7日の英科学誌 「ネイチャー」で発表されるとのこと。 このES細胞から網膜組織を作ることに成功に関するニュース記事リンク