1. 相手を尊重することを表す → 目上の人を立てる 2. 相手に対する改まりを表す → 公の場でのスピーチでフォーマル感を演出する 3. 相手に対して隔てを示す → 知らない人に対して心理的距離をとる 4. 自分と他者の関係性を示す → 上下・親疎・内外の関係が反映される 5. 行為の主体や対象を暗示する → 「誰が」「誰に」を省略できる 6. 使い手の品格や教養を示す → 敬語を使いこなせる=信用できる人をアピールする。 (14ページより) つまり、敬語を使うべき場面で使わないと、「相手に対する敬意がない」「場をわきまえない」「馴れ馴れしい」「立場が不明」「主語が誰だか紛らわしい」「教養のない人で信用できない」などと受け止められる恐れがあるということ。 日本語を正しく効果的に使ううえで、敬語は避けては通れないもの。逆に言えば、敬語をマスターできれば、言葉遣いに関する不安の大半は解消でき