東京国立博物館で開催中の特別展「写楽」は、写楽の美術家としての真髄を味わってもらおうと、同一作品の異なる摺(す)りや、他の絵師が同じ題材を描いた場合を比較できる構成が特徴だ。本展から見える写楽の魅力とは何か。現代美術家・山口晃さん(41)=写真=に語ってもらった。 (三沢典丈) 今回気づいた写楽の魅力の一つは、目の描写です。大首絵の一部に見られる金壺眼(かなつぼまなこ)、つまり黒目がちで輪郭線がはっきりしている目に特徴的です=図1。切れ長の目でも、内側にえぐり込むような太い輪郭線で描く一方で、下まぶたは薄い線で描く。これが見る者をぐいっと引き込む。他の浮世絵とは違います。 しかもこの目はどこも見ていない。喜多川歌麿の描く人物は必ずどこかを注視していますが、写楽のは描かれた当人の意識が飛んでいるような状態。ところが、これがもう一つの特徴である、奥行きのある空間作りに役立っているのです。 大首
なんでもアート! 〜見つめる〜 講師:アーティスト 小沢剛 今、美術の表現は絵画や彫刻にとどまらないさまざまな形をとっている。今回は私たちを取り巻くさまざまな美術表現のあり方を現代美術作家 小沢剛さんの創作を通して紹介。創造することの楽しさを感じるとともに、さまざまな美術表現に触れ、人生を通して楽しむことができる美術鑑賞や創作の鍵を見つけよう。
ミヅマアートギャラリーで開催中の山口晃展「いのち丸」関連トークショー。ブログ:青い日記帳のTakがTwitterで募集した質問を山口さんにお聞きします。
いよいよ公演チラシが登場します。 今もっとも注目される現代美術家のお一人である山口晃さんに、 「曾根崎心中」のクライマックスシーン"お初と徳兵衛の心中(Love Suicide)"を 描いていただきました。 都内の劇場、美術館を中心に配布されます。 杉本博司がメッセージで語っている作品のコンセプトが 随所に読み取られる絵に仕上がりました。 * * * 完成間際の原画を拝見するため、山口晃さんをお訪ねしました。 狙い通りの仕上がりに、思わず手を差し伸べる杉本。 ほっと安堵した表情の山口晃さん。 「このお初のモデルは?」との問いに、 「大好きな上戸彩ちゃんを鏑木清方先生のイメージで...」と山口さん。 山口晃(やまぐち・あきら) 1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。 時空の混在し、
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