去年くらいに作ったRAGなどAI関連のシステムを、単に今年4月のモデルに差し替えるだけで性能向上した、というのはいろいろなところであるように思います。 コーディングエージェントが、一部先進的な人だけではなく広く使われだしたのも、2月のClaude 3.7や5月にClaude 4による性能向上があってこそだと思います。 ただ、こういった、モデルを差し替えるだけでなんでも性能向上するというのは終わりつつある気がします。 2004年ごろまで続いたCPUのクロック向上が終わって、CPUを差し替えるだけで何でも性能向上する時代が終わったときに「フリーランチは終わった」と言われました。マルチコアによる並列化で性能を出すようになると、コードを並列対応に書きかえないと性能があがらなくなります。 同様に、AIも「フリーランチは終わった」になりつつあるんじゃないでしょうか。 「フリーランチは終わった」というの
