Lisp/Scheme方面を中心に世界的に知られるハッカーであり、「ハッカーと画家」などのエッセイでも知られるポール・グレアム氏とロバート・モリス氏が設計した新しいLispの方言「Arc」が、1月30日ついに公開されたそうです(マイコミジャーナルの記事)。現在の処理系は既存のScheme処理系であるMzScheme上に実装されており、Artistic License 2.0が適用されたオープンソース・ソフトウェアとのこと。 グレアム氏がArcの開発に取り組んでいること自体はずいぶん前から知られていましたが、なかなかモノが出てこないのでやきもきしていた人も多いでしょう。今回公開されたものに関しても、グレアム氏によればまだ未完成とのことですが、それでも氏自身すでに「大抵のプログラムを書くためにはSchemeやCommon LispではなくArcを使いたいと思う」程度には使える状態になっていると