[東京 13日 ロイター] 国内最大のインターネットショッピングモールを運営する楽天4755.Qグループの運用会社、楽天投信の小川秀夫代表取締役社長は13日、ロイターとのインタビューで、これから資産形成が必要な若い世代をターゲットに、低コストで長期的な資産形成が可能な国際分散投資型ファンドを提供していく考えを示した。 「すべては10年先に向けてのプロジェクト」と語る小川氏は、楽天グループの顧客基盤を活かし、これまで投資とは縁のなかった顧客層に、投資信託を通じ長期投資が定着していくことを期待している。 インターネット利用者の2人に1人が楽天グループの会員といわれる中、楽天グループの新たな挑戦が静かにスタートを切った。 インタビューの内容は以下のとおり。 ──会社設立の経緯は。 「グループ全体の話に及んでくる。インターネット利用人口が9000万弱と言われる中で、楽天市場をはじめ楽天のグループ会