SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券のネット証券4社は、1%台と低迷する投資信託のシェアを拡大するため手を組んだ。「資産倍増プロジェクト」と銘打ち、4社が共同で販売する専用投信の販売や共同の販促イベントの開催などを手がけていく。 プロジェクトの胆ともいうべき専用投信は、この7月に3本が運用を開始した。3本は「日本応援株ファンド(通称:スマイル・ジャパン)」「新興国中小型株ファンド」「新興市場日本株 レアル型」と日本株、海外株式をアクティブ運用するものだ(3つの投信の詳細は『日経マネー2011年9月号』(p92~95)を参照)。 3つの投信は、国内外の運用会社38社から計71本の提案があったうちから選ばれたように、専用投信の販売はネット証券のみならず運用会社にとっても関心の高い取り組みとうかがえる。ただ、3つの投信の中身が明かされると、個人投資家などから「コストが割高」「