東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントや国内外サッカーのトピックなどを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」 ホームとも言うべき西が丘の夜空にその体が4度舞う。「水を掛けられていたので、顔がビチャビチャになっていただけですよ」と本人はうそぶいたが、「監督も涙を流していたので、凄く嬉しかったです」とキャプテンの蓮川壮大が証言してくれている。就任してから過去2年の全国大会では準優勝が1回に、3位が2回。自ら「よく『日本で2位の監督』と言われ続けてきた」と笑う佐藤一樹監督率いるカズ・トーキョーの初戴冠。その陰には『球際』と『一体感』という2つの大きな軸が存在していた。 第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で8年ぶり3度目の優勝を飾ったFC東京U-18。全7試合で2失点という鉄壁の守備を支えたのが『球際』の強さだ。「もちろん“繋ぎ通す”というのも目標にあ