「人は見た目が9割」。どうやらこの言葉は、あながち間違いではなさそうだ。というのも今回ある研究により、外見がいい人ほどより多くの役得(やくとく)、そして給料を得ている可能性が浮上してきたからだ。 これを発表したのはダニエル・S・ハーメルメッシュ教授で、彼は約20年間、美に関する経済学を研究してきた。彼は自身の著書「Beauty Pays」のなかで、外見が恵まれた人は高い給料の他に、パーティーへの招待、ビジネス旅行、オフィスにおける特権など多くの役得を享受(きょうじゅ)してきたと主張している。しかしその一方で、それより見た目が劣る人は見過ごされ、しばしば差別の対象になってきたらしい。 また見た目が魅力的な人には、より幸せである、より多くのお金を得る、より低い利率で銀行ローンを借りる、そして同じくらい見た目が優れたパートナーと結婚する、などの傾向がある。 その結果、外見が恵まれた人の方がより生