去年の大みそかに閉園した北九州市のテーマパーク「スペースワールド」のシンボルだった実物大のスペースシャトルの模型が、閉園から半年たっても引き取り先が見つからず、解体されることになりました。 この中には開園から27年間、シンボルとして親しまれてきた高さおよそ60メートルの実物大のスペースシャトルの模型も含まれていましたが、買い手は見つかりませんでした。 これを受けて、地元の北九州市が仮に模型を所有した場合の費用について、市民などの要望を踏まえて調べたところ、金属部分が腐食するなどしていて、補修や維持管理に少なくとも10億円かかることがわかったということです。 このため、市は所有できないと判断したということです。 スペースワールドの跡地開発をめぐる関係企業の合意では、すべての遊具は撤去されることになっていて、引き取り先の見つからなかったスペースシャトルの模型は今後、解体される見通しです。