コロナ禍に端を発した空前のキャンプブーム。しかし2024年に入り、ブームの失速が聞かれるようになった。ブーム終焉の決定打ともいえるのは、24年2月に発表されたスノーピークの2023年12月期の連結決算だ。純利益が「前期比99.9%減の100万円」という数字は、衝撃だった。今後は今も需要が好調な中国と米国での積極出店を進めるという。 アウトドアブランド「PYKES PEAK」を展開するFun Standardが、3月に現キャンパーを対象に行った調査結果がある。 これによれば、現在もキャンプを趣味にしている人には、キャンプブームの終焉によって影響を受けるわけではなく、その99%がキャンプを続けるとしている。またブームの終焉によって、迷惑キャンパーが減ってきた、ギアが安くなり、キャンプ場の予約も取りやすくなったと、およそ7割が好意的に捉えていることが分かる。 つまり多くのブームと同じで、最初から