東大の秋入学全面移行に反対する東大教員は数多くいますが、 東大の発表やマスコミの報道では今のところ取り上げられていません。 東大を秋入学化することで、学生は事実上4年半から5年の学生生活を強いられ、 いわば強制的に浪人させられる形になります。 入試は従来通り2月に行われます。 合格から入学までの半年間の「猶予」(gap term) を海外留学などに計画的に使うためには、 非常な自信(合格発表がある3月より、前に計画をたてる)と多額の負担 を学生とその扶養者に強います。また、この時期の半年間のブランクが、 その後の大学教育に悪影響となる恐れがあります。 今まで、留学生を受け入れるなどの国際交流をした経験から、 「秋入学にしたら留学生が日本にたくさん来て活性化する」というのは 実現されないと考えます。経済界の期待するようにもならないと思われます。 東大の秋入学全面移行は、2012年1月20日に