レール管理放置 全道に拡大 JR北海道社長「現場任せだった」 (09/23 07:00) レールの異常放置が道内全域に及んでいたことが判明した22日夕のJR北海道の会見。前日の会見で姿を見せなかった野島誠社長も出席、謝罪と釈明に追われた。前日、列車が高速で走行する本線の管理は本社と現場とで二重にチェックしているとした同社はこの日、「すべて現場任せだった」と説明を翻した。JRの混迷ぶりがあらわになった。 会見に出席した野島社長は冒頭、「多くの皆さまに多大なご迷惑をお掛けした」と表情を硬くした。レールを管理する保線部門の責任者、笠島雅之工務部長は21日に説明した本線の管理について、「本社では調べていなかった。チェックが行われているという思い込みがあった」と述べ、前日の説明を撤回し、謝罪した。 同社の前日の説明によると、本線の管理は「軌道検測車」と呼ばれる車両でレール幅を計測。各保線所と本社にデ