関東地方は19日、さいたま市で午前中の1時間で59・5ミリの大雨を観測するなど各地で局地的に激しい雨となり、JR東海道新幹線や山手線が一時運転を見合わせるなど影響が広がった。 気象庁は、夜にかけても局地的な大雨が予想されるため警戒を呼びかけている。 気象庁によると、中国、北陸から関東北部にかけて延びていた前線付近の暖かく湿った大気の下に冷たい北東風が入り込んだのが原因。東京都心では、午前9時10分に30・9度あった気温が同11時21分に22・6度まで下がった。 JR各社によると、同日午前11時5分頃、JR東京駅の山手線外回りで停電し、約42分間、外回り全線で運転を見合わせた。運転士は「周囲が白く光った」と話しており、落雷とみられる。 東海道新幹線は雨量が規制値に達したため、東京―新横浜間と、新横浜―小田原間でそれぞれ一時運転を見合わせた。