このブログでは、化学の記事も書いていますが、よく考えれば化学反応そのものについて説明していません。 そこで、一度化学反応の基礎についての説明をしておこうと思います。 今後の記事の参考にもなるように、知っておくべきことだけに焦点を当ててみます。 化学反応とは? 化学反応は、化学物質が別の化学物質へと変化することを指します。 化学物質は複数の原子が結合していますが、その結合が切れたり、他の原子を再結合したりして、原子の結合状態が変わることが化学反応です。 化学反応を考える上で、「反応が起こる方向」と「反応する速度」のふたつにわけて考えると理解しやすいでしょう。 反応が起こる方向 簡単な反応を例にとってみましょう。 2H2+O2→2H2O 水素と酸素が反応して水ができるという反応です。 通常の条件ではこの反応が起こり、逆に水が水素と酸素になる反応は、電気分解など特別なことをしなければ起きません。