第5回 購買行動を変えるCGM ブログやクチコミサイトなどを通してネット上で個人が発信する情報への注目が高まっています。これらのサイトは「消費者が作成するメディア」という意味のCGM(Consumer-Generated Media)、またはUGC(User-Generated Content)と呼ばれ、前回とりあげた検索サイトとともに消費者行動に大きな影響を与えています。 消費者がどのようなプロセスで購買にいたるのかについては、「AIDMA」という有名なモデルがあり、長年にわたって広告とプロモーションの基本セオリーとなっていましたが、ネットの普及を背景に、電通が「AISAS」という新しい消費者行動モデルを提唱、シンプルでわかりやすいため広く普及しています。この新しいモデルにおいて「Share=情報共有」の役割を担うのが「CGM/UGC」であり、企業が変化した消費者に向かい合うには不可欠