一時は有力セレクトショップのラインナップを売り物にアパレル・ウェブモールの最先端を走ったスタートトゥデイ(ゾゾタウン)だが、今春以降、一気に勢いを失った感がある。商品取扱高伸び率は11年3月期の+53.1%、12年3月期の+42.9%から今期に入って4月が+25.3%、5月が+15.3%、6月が+6.4%(夏セールの後倒し同調が響いた)と急減速し、7月は+40.4%、8月は+30.4%と盛り返したものの昨年までの勢いは見る影もなく、株価も年初の半値まで下落している。劣勢を挽回しようと仕掛けた「ゾゾコレ」も三万人動員の目論みが一万人、受注予約総額も1億5000万円に留まり、人気の凋落を露呈する結果となった。 アパレルのウェブ販売に新時代を開いたスタートトゥデイが壁に当たった要因はアマゾンや楽天のアパレル本格進出に加え、自らの運営コストを肥大させてブランドの受託販売手数料率を加速度的に引き上げ
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