個人宅などを使って、旅行者に宿泊場所を提供する民泊ビジネス。火付け役となった米国のマッチングサービス、エアビーアンドビー(Airbnb)に対し、競合サービスを準備する不動産情報サービス大手、ネクストの井上高志社長にその勝算を聞いた。 【詳細画像または表】 ──日本最大級の物件情報サイト「ホームズ(HOME'S)」の運営会社として、日本中の空き部屋などの情報を常に把握しています。 私どものHOME'Sのサイトには、全国の742万件の物件情報が掲載されています。そのうちどのくらいが民泊事業に適用できる物件か正確には分かりませんが、大ざっぱに言えば、100万件ほどの規模を目指せると思っています。私たちが掲載している物件のオーナーは、賃貸の借り手を探したり、物件を売却したりするまでの期間、誰も使っていない空き部屋を収益化できるようになります。 政府でも議論が進んでいる法的な問題がクリアになれ