お笑い、映画、舞台などで、同じギャグやボケを忘れたころにもう一度やって笑わせるのを「天丼」と呼ぶ。【天丼には海老が2本乗っている】ことが語源、と言われているが、どうやってこの言葉が誕生したのだろうか。先日、爆笑問題の太田光氏がラジオで、そのヒントを明かしていた。 TBSラジオ「JUNK 爆笑問題カーボーイ」(毎週火曜25~27時)で、リスナーの投稿にあった「天丼」という言葉に反応した太田氏。「天丼?ああ、繰り返すってことね。古い芸人の(言葉)。誰かが言ってたな、最初に言い出したのは…」 「玉川良一さん。あれはね、NHKのプロデューサーが、その言い出した本人に習ったって話で。若いころ、玉川良一さんを番組に呼んで、(そのプロデューサーが)ADかなんかだったんだけど、『お前天丼知ってるか?天丼教えてやるよ』って。直伝で習ったって」 玉川良一氏(1924-1992)とは、浪曲師出身で、東けんじ氏(