[第32軍壕説明板]「削除」判断の裏に何が Tweet 2012年2月25日 09時17分(13時間31分前に更新) 太平洋戦争末期の沖縄戦で首里城地下に構築された日本陸軍・第32軍司令部壕の入り口に、県が来月設置する予定の説明板から「慰安婦」と「日本軍による住民虐殺」の文言を削除したことが分かった。同司令部壕の慰安婦と住民虐殺について「相反するいろんな意見があり、確認されていない」(仲井真弘多知事)というのが削除の理由だ。 県は慰安婦と住民虐殺について多くの証言があることは事実と認めながら、「ない」という証言もあり、行政対応のバランス上、削除を決めたと説明している。行政バランスを根拠に削除するやり方に説得力があるだろうか。 削除のプロセスも不透明で、釈然としない。 県は昨年10月に有識者ら5人で構成する説明板に関する検討委員会を設置。同年11月に最終案を作成した。池田榮史委員長(琉球大教