政治の世界には、ダーティなイメージがつきまとうもの。 だから、政治家と聞くと、表ではきれいなことを言ってても裏では何か人に言えないようなことをやっているのではないかと勘繰る人も多いはずです。そういう先入観を持った人が多いと、正直者で見た目も爽やかな政治家が注目を集め、選挙に出馬すると簡単に当選することがあります。 クリーンな政治家が議員となり、国民のために仕事をしてくれれば、これほどありがたいことはありません。一国の宰相となって社会の発展のためにリーダーシップを発揮してくれれば、なお良いですね。 きれいな政治は幻想 しかし、きれいな政治なんて幻想だと思った方が良いでしょう。それを目指した政治家が過去にもいましたが、何もできないまま政界から去り、今では誰も覚えていません。 2012年に亡くなった政治評論家の三宅久之さんは、著書の「政権力」の中で、「政治とは、所詮、権力の奪い合いであり、まずも