急成長を遂げ、慈善活動にも力を入れていた不動産会社には“裏の顔”があったのか――。 30日、プライムエージェント社(東京・新宿)の元従業員9人が、小林傑前社長と上村友弥社長に対し、未払い賃金の支払いやパワハラに対する損害賠償3643万円を求め、東京地裁に提訴した。 訴状によると社長2人は従業員に対し、執拗なパワハラを行い、耐えかねた社員が退職を希望すると、その月から給料を払わず源泉徴収票の交付を拒絶し続けたという。 08年に設立されたプライム社は、従業員20人で、マンション販売や経営、コンサル業務などを行っている。民間調査会社によると、売り上げは14年の約13億円が、昨年は40億円に拡大、今年は60億円を予想し、右肩上がりに成長中だ。 小林前社長が代表を務める親会社のプライムホールディングスは、社会貢献に積極的で毎年カンボジアを訪問。芸人の猫ひろしらと孤児院への支援を行っていた。
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