ガンビアの首都バンジュールの空港で、出国するために乗った旅客機から外を見るヤヤ・ジャメ前大統領(2017年1月21日撮影)。(c)AFP 【1月23日 AFP】西アフリカのガンビアで、昨年12月の大統領選の結果を受け入れて退陣・亡命したヤヤ・ジャメ(Yahya Jammeh)前大統領が、出国直前の数週間で約1100万ドル(12億5000万円)相当の政府資金を不正に持ち出したと、アダマ・バロウ(Adama Barrow)新大統領の側近が明らかにした。国庫は「ほぼ空」になっていたという。 22年にわたる長期政権を維持したジャメ前大統領は21日、ガンビアを出国し亡命先の赤道ギニアに向かった。 しかし、バロウ大統領の側近、マイ・ファティ(Mai Fatty)氏によると、ジャメ前大統領によって「ここ2週間に5億ダラシ(1100万ドル)以上の資金が引き出されていた」ことが発覚したという。 バロウ大統領