今週は3月3~4日に実施されたJNNと共同通信の世論調査が発表されています。内閣支持率はいずれの調査でも小幅の下落となりましたが、実際はそうではない可能性があります。 JNNでは内閣支持率49.3%(前回調査から1.3ポイント減)、不支持率48.9%(2.1ポイント増)。共同通信では内閣支持率 48.1%(2.7ポイント減)、不支持率39.0%(2.1ポイント増)となっており、いずれも前回調査と比較する限り、内閣支持率の低下や不支持率の上昇は小幅であるように見えます。 しかし調査機関に固有の偏りを補正して平均をとると、JNNは前回調査の内閣支持率が平均から大きく下に偏っており、このことが支持率の低下を小幅にした要因として挙げられます。 直近1年の間に実施された世論調査による内閣支持率・不支持率の平均のグラフはこのようになりました。 2月末から内閣支持率は下落し、赤線で示した支持率の平均が下