ローマのディオクレティアヌス帝にささげる文章が、ギリシャ語とラテン語で大理石に刻まれている。フィリッポポリスは、かつてローマ帝国の支配下にあった。(PHOTOGRAPH COURTESY ELENA BOZHINOVA, PLOVDIV MUSEUM OF ARCHAEOLOGY) 骨の様子からすると、むごい死に方だったようだ。 子ども1人に、大人2人。1700年前の3体の人骨が、ブルガリア中部プロブディフに近い古代都市遺跡「フィリッポポリス」で発見された。 発掘に当たったプロブディフ地方考古学博物館の考古学者エレナ・ボジノワ氏によると、この不気味な発見は、ゴート族の侵入と関係がありそうだという。ゴート族による攻撃の証拠は以前から集まっているが、白骨化した遺体が見つかるのは非常に珍しいとボジノワ氏は話している。 どの骨にも、火災に遭った痕跡がある。そのうち1体は女性で、青銅のブレスレットを
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