昨年10月に史上最年少の14歳2カ月でプロデビュー後、公式戦13連勝など快進撃を続けている将棋の藤井聡太四段(14)。棋界を長く見守ってきた先人は、この新星をどう見るか。「神がかり的」と話すのは、故・村山聖(さとし)九段を描いたノンフィクションで昨年に映画化もされた「聖の青春」の著者で、日本将棋連盟が発行する雑誌「将棋世界」の編集長も長く務めた作家・大崎善生さん(59)だ。話題は藤井四段の称賛にとどまらず、間近で見てきた羽生善治王位(46)が1985年に15歳でデビューしたときとの比較や、コンピューターの将棋ソフトがプロ棋士を凌駕(りょうが)しつつある中での棋士像など多岐にわたった。【大村健一/統合デジタル取材センター】