「マッド・ドッグ(狂犬)」との異名を持つマティス国防長官が3日、来日する。米軍内だけでなく、米議会にも幅広い信任を得ており、独身で仕事に打ち込む姿は「戦う修道士」とも称される。当初戦々恐々だった日本政府も、「尊敬されている国防長官だ」(稲田朋美防衛相)と期待を寄せる。 「生涯を国に捧げた高潔の人だ」。1月末のマティス氏の就任式で、トランプ米大統領はこうたたえた。マティス氏は10代で海兵隊に入隊。アフガン戦争やイラク戦争で戦績を挙げ、「『失敗』(failure)という単語の書き方を知らない」と言い切る。「狂犬」には「勇敢に戦う軍人」という意味が込められているという。 歯にきぬ着せぬ物言いでも知られる。イラク戦争時には「礼儀正しいプロであれ。でも会う全員を殺す計画を持て」と訓話。2005年の集会では「アフガニスタンに行くと、ベールをしなかったからという理由で女性を5年間も殴り続ける連中がいる。
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