読売新聞の2015.01.27号13面に、ピケティ『21世紀の資本』についての記事が出ていた。ツイッターとかを見ていると、論難する声とかもあったので、なんかまたろくでもない代物になっているんじゃないかとかなり不安に思ってチェックしてきました。 結論としては、なかなかよくできているんじゃないかな。あの本をめぐる議論の広がりをおおむねよく伝えていると思う。論難している人は、絶賛になっていない、批判的な声を紹介している、ということで読売新聞は新自由主義の金持ち優遇で偏向しているからピケティを潰そうとしてるんだ、みたいなニュアンスのようだ。でも、批判は批判、議論が広がるのはだれにとってもよいことだ。 構成としては データや手法について批判が出ている フィナンシャルタイムズ (FT) に批判が出て、改ざんだつまみぐいだと指摘された フェルドシュタインが、アメリカの税制改正の影響を考慮していないと批判