JR東日本は8日、津波被害で一部区間が不通になっている仙石線沿線の通勤通学客の救済策として、石巻線石巻駅から小牛田駅経由で東北線に乗り入れる特別ルートを使い、石巻-仙台間の直通列車の運行を遅くとも来年春までに始めると発表した。 仙石線は今年度中に陸前小野-矢本間が運転を再開するが、陸前小野-高城町間の復旧のメドが立たず、石巻から仙台までは代行バスで約1時間50分かかる。特別ルートによって1時間20分程度に短縮できる。ディーゼル列車を朝夕各1本程度走らせる計画で、早ければ年内にも運行ダイヤを作成したいとしている。