フランスで去年12月下旬に新型コロナウイルスに感染していた肺炎患者がいたことが分かりました。ヨーロッパで最初に感染が確認されたケースよりも1か月近く前で、感染がどのように広がったかを探るうえでの新たな情報として関心を集めています。 それによりますと去年12月からことし1月にかけて入院していた肺炎患者の検体を改めて検査したところ、40代の男性患者が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたということです。 この男性の検体はインフルエンザなどの感染を調べるため、去年12月27日に採取し、保存していたということです。 ヨーロッパで最初に感染者が確認されたのはことし1月24日のフランスのケースで、それより1か月近く前に感染していたことになります。 男性には中国への渡航歴はなく、どこで感染したかは明らかになっていません。また、男性は回復し退院したということです。 ヨーロッパではイタリアでも、北