ホンダがF1の戦略的パートナーであるマクラーレンと決別した。実際には、エンジンを供給するホンダがマクラーレンに見捨てられたといえる。 ホンダ製エンジンは4月にスペインで行われた開幕前の合同テストから不調続きで、今シーズンの成績も惨憺たるものだ。9月17日のシンガポールグランプリを終えたところで、マクラーレン・ホンダのコンストラクターズポイントは10チーム中の9位。ドライバーズポイントもフェルナンド・アロンソが21人中15位、ストフェル・バンドーンは17位。遅れて参戦したとはいえ、3年目の成績としては予想をはるかに下回るものだ。 同チーム不振の主な原因がホンダ製エンジンだといわれ、日本のF1ファンもホンダの低迷に驚きを隠せない。マクラーレンがホンダを離れると、ホンダにはエンジンの供給先がなくなりF1から撤退するしかない。そんな土壇場でレッド・ブルの弟チームであるイタリアのトロ・ロッソがホンダ