西伊豆町一色の仁科川支流で、動物よけの電気柵に感電し子どもを含む男女7人が死傷した事故で、柵を設置した70代の男性が23日、取材に応じ「(亡くなった人に)本当に申し訳ない。死んでわびたい気持ち」と事故後の心境を語った。不正に改造した可能性もある電気柵については、元町企業課の技師で電気に詳しい男性の手製で、「1、2年ほど前に設置したようだ」と家族が説明した。 【写真】現場周辺では農作物に活用 地元住民の声 男性や家族の話では、電気柵を設置したのは観賞用に植えたアジサイを、葉ごと食べてしまうシカの食害から防ぐのが目的だったという。男性は事故で心身が疲労し、ここ数日は体調が優れない状況が続いているという。 子どもを含む7人が電気柵に感電した今回の事故について、下田署は23日、電気柵の設置男性が使用していた柵の電線部分について、総延長が約300メートルだったと発表した。男性には、電源のある農機具小