by toberboy 牛の海綿状脳症(狂牛病)は、タンパク質が誤って折り畳まれて異常になった「異常型プリオン」が病原体とされていて、狂牛病以外にもヒツジのスクレイピーという変性病や、ヒトのクロイツフェルト-ヤコブ病も異常型プリオンが原因と考えられています。プリオン病にかかると、脳などの神経組織に影響を及ぶのですが、ヨーロッパで野生のトナカイの体から異常型プリオンが史上初めて発見されています。 Deadly animal prion disease appears in Europe : Nature News & Comment http://www.nature.com/news/1.19759 プリオン病の一種である慢性消耗病(Chronic wasting disease、CWD)は、これまで北米や韓国に生息するヘラジカやムースなどのシカの仲間に感染する病気だと考えられてきました。
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