今月から始まった、広告や製品に使われる「色」や「音」などを新たに商標として登録できる制度で、出願の件数がこれまでに500件を超えたことが分かり、企業の関心の高さを裏付ける形となりました。 特許庁によりますと新たに登録の対象となった商標の出願件数は、今月10日までに「色」が203件、「音」が166件など合わせて515件に上るということで、企業の関心の高さを裏付ける形となりました。 このうち、玩具メーカーの「タカラトミー」は、中国メーカーなどによる模倣品の被害を減らすため、おもちゃの列車のレールに使われる「青」の色を出願しました。 この会社は、ブランドを保護するためレールの形を意匠権としてすでに登録していますが、この権利が認められる期間は20年です。 タカラトミーの知的財産課、新藤剛課長は「色の商標は、権利を永続的に与えられるのでブランド保護の最後の切り札として期待している」と話していました。
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