小田急線では、2011年8月3日より、神奈川県川崎市に「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」がオープンしたのを記念して、特別電車「F-Train」を運行してきました。10輌編成の3000系1本に、藤子・F・不二雄氏の、代表的キャラクターを、外部にラッピング、および車内にも張り付けしたもので、大好評のうちに優等列車中心で運転、1年以上走る計画だったのですが、なんと東京都から「屋外広告物条例違反」である旨指摘を受け、残念ながら運転中止ということになっています(車輌はそのまま走行しており、外部のラッピングのみ撤去した状態)。 この問題について、この種の「特別塗装」あるいは、「特別装飾」の電車が、条例違反を理由に運転中止となる例は無かったと記憶していますので、東京都の担当部署に電話にて取材をさせてもらいました。 その回答の中から、今回の「事件」がどのようなものか、また本質的な条例のあり方についての